グルコサミンの効果

グルコサミンと聞けば、やはり多くの人がヒザの痛みに効果があるものというイメージで捉えることと思われます。実際にヒザの痛みを訴える人の多くは女性であり、これはその骨の脆弱さと体重の影響によるものと考えられています。
一般的な女性は、だいたい40歳頃から年を取るごとにヒザの痛みを感じるようになっていき、80歳以降になるとおよそ3分の2の女性が何らかの形でヒザにトラブルを抱えるようになります。
男性の場合は、ヒザの痛みを訴える人は女性のおよそ半分程度となるようですが、同じように変形性膝関節症を患う確率は非常に高いということに変わりはありません。実際、整形外科を受診して変形性膝関節症と診断されたとしても、特にそれに対する治療薬があるわけでもなく、単にヒザを固定するサポーターを推奨されたり、痛みが強いときはその痛みを和らげるための医薬品が処方されるだけです。
このような現状から少しでもその症状を緩和する方向に導いてくれる可能性を持っているのが、グルコサミンやコンドロイチンといった関節対応素材なのです。
また、グルコサミンはリウマチなどの疾患にもある程度の効果があるといわれていますが、この場合は多少その痛みが和らぐという程度に考えておいた方が良いようです。
そして一部では、腰痛にも効果があるといわれているようですが、椎間板ヘルニアによる腰痛に対してはグルコサミンでは効果がないことも分かっています。